J下部ジュニアユースに入りやすい少年サッカーチームとして下記を投稿しましたが、
今回は2024年の結果をお伝えしたいと思います。
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J下部ジュニアユースに入りやすいチーム(2023年 神奈川県)
プロのサッカー選手になるために最も近い道としてはジュニアユース(中学生年代)でJリーグの下部組織アカデミー(J下部)に入る事であり、そのためにも小学生年代ではJ下部ジュニアユースに入りやすいチームを選 ...
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チームのリストアップ方法について
算出方法は2023年のものから若干変更します。2023年よりU-12トップリーグが始まっているため、トップリーグ1部の上位8チームについては公式戦でベスト8という意味合いとなるため、トップリーグの成績も加味しようと思います。逆に日産CUPについては6年生最後の公式戦ではあるものの例えば川崎フロンターレは近年出場していませんし、実際全日本U-12が集大成ということもありそこまでを算出対象とした方が実態に近づくと思いますので、日産CUPの成績についてはトップリーグが開催されるまでの年においてのみ算出対象としたいと思います。それ以外は2023年と同様となりますが、対象とする年について下記の通り変更となります。
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1県の公式戦の成績から少年サッカーチームをレベル分け
- 全日本U-12サッカー選手権大会神奈川県大会 → 2019年~2023年
- 神奈川県チャンピオンシップU-12 → 2018年~2023年 ※2020年は新型コロナの影響で開催なし
- 日産CUP争奪 神奈川県少年少女サッカー選手権大会 高学年の部 → 2018年~2022年 ※2020年は新型コロナの影響で開催なし。また、2023年以降はトップリーグのみ対象とするため、2022年まで。
- 神奈川トップリーグ1部 → 2023年
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2チーム成績に加えJ下部ジュニアユースの入団人数も加味してチームをレベル分け
今回は2021年、2022年、2023、2024年の4年間分を対象年とします。(本来は県の公式戦同様に5か年分を対象としたいのですが、2020年以前の情報がすでに載っていないクラブもあるため、今回は4年間分します)
その他は2023年と同様ですので算出の仕方については2023年分の記事を参照して頂ければと思いますし、こちらを先に見ておいて頂いた方が理解が深まると思います。
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J下部ジュニアユースに入りやすいチーム(2023年 神奈川県)
プロのサッカー選手になるために最も近い道としてはジュニアユース(中学生年代)でJリーグの下部組織アカデミー(J下部)に入る事であり、そのためにも小学生年代ではJ下部ジュニアユースに入りやすいチームを選 ...
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また、今回は2回目になりますので前回2023年との差異についてもまとめたいと思います。
チームのリストアップ結果について
2024年のリストアップ結果を下記にまとめたいと思います。
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1県の公式戦の成績からチームをレベル分け
チーム成績レベルの集計結果:◎、○、△合計12チーム
| レベル | チーム数 | チーム名(ベスト8以上の合計回数/15回) |
| ◎ | 3 | 川崎フロンターレU-12(11/15)、バディーSC(10/15)、SCH.FC(10/15) |
| ○ | 1 | あざみ野FC(8/15) |
| △ | 8 | 横浜Fマリノスプライマリー(7/15)、横浜Fマリノスプライマリー追浜(6/15)、JFC FUTURO(6/15)、FCパーシモン(6/15)、大豆戸FC(6/15)、足柄FC(5/15)、SF AT ISEHARA SC(5/15)、中野島FC(5/15) |
注記
青字は昨年よりランクが上がったチームとなり、さらに太字は昨年登場していなかったチームという意味で、赤字は昨年よりランクが下がったチームとなります。(今回は赤字のチームはありませんでした。)
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2チーム成績に加えJ下部ジュニアユースの入団人数も加味して少年サッカーのチームをレベル分け
J下部ジュニアユース入団レベル:対象年2021年〜2024年の4年間の入団実績による全レベル合計151チーム(計514人 2021年:110人、2022年:115人、2023年:142人、2024年:147人)
| レベル | チーム数 | 人数 | 人数割合 | チーム名(対象年数のJ下部入団合計人数) |
| J下部 | 3 | 88人 | 17.1% | 川崎フロンターレU-12(42)、横浜Fマリノスプライマリー(30)、横浜Fマリノスプライマリー追浜(16) |
| S | 2 | 61人 | 11.9% | SCH.FC(34)、バディーSC(27) |
| A+ | 2 | 37人 | 7.2% | JFC FUTURO(19)、あざみ野FC(18) |
| A | 3 | 35人 | 6.8% | 中野島FC(14)、FCパーシモン(11)、足柄FC(10) |
| B+ | 7 | 52人 | 10.1% | TDFC(12)、原FC(8)、横浜すみれSC(7)、大豆戸FC(7)、横浜深園SC(6)、FC本郷(6)、FC C.E.L(6) |
| B | 4 | 18人 | 3.5% | 荻野FC(5)、横浜港北SC(5)、FC MAT(4)、カルペソール湘南(4) |
| C | 33 | 95人 | 18.5% | バディーSC中和田(3)、藤沢FC(3)、登戸SC(3)、六浦毎日SS(3)、FC鷹(3)、藤の木SC(3)、磯子SC(3)※2023年にB以上であったチームのみ記載。その他チーム名の記載は省略(全て下線なし) |
| D | 97 | 127人 | 24.9% | ※チーム名の記載は省略(全て下線なし) |
注記
上表内のチーム名に「下線あり」はチーム成績レベルが◎、○、△のチーム、「下線なし」はチーム成績レベルが◎、○、△ではないチームとなります。つまり、「下線なし」チームはチーム成績と比べ多くのJ下部ジュニアユース入団者を輩出しているということになります。また、青字は昨年よりランクが上がったチームとなり、赤字は昨年よりランクが下がったチームとなります。以後もこのような色・下線の使い方で統一したいと思います。
対象年のJ下部合計入団者数Top10:対象年2021年〜2024年の4年間の合計入団者数の多いチームTop10
| 順位 | チーム名(対象年数のJ下部入団合計人数) |
| 1 | 川崎フロンターレU-12(42) |
| 2 | SCH.FC(34) |
| 3 | 横浜Fマリノスプライマリー(30) |
| 4 | バディーSC(27) |
| 5 | JFC FUTURO(19) |
| 6 | あざみ野FC(18) |
| 7 | 横浜Fマリノスプライマリー追浜(16) |
| 8 | 中野島FC(14) |
| 9 | TDFC(12) |
| 10 | FCパーシモン(11)、FC PORTA(11) |
最新年のJ下部入団者数Top10:対象年2021年〜2024年の最新年2024年の入団者数の多いチームTop10
| 順位 | チーム名(最新年のJ下部入団人数) |
| 1 | 川崎フロンターレU-12(14) |
| 2 | SCH.FC(11)、FC PORTA(11) |
| 3 | バディーSC(10) |
| 5 | 横浜Fマリノスプライマリー(6) |
| 6 | JFC FUTURO(5)、中野島FC(5)、FC Testigo(5) |
| 9 | あざみ野FC(4)、GEO-X FC(4) |
これら2つのランキングTop10を見ると、4年間の合計としては前回2023年と同じようなチームが並んでいるものの、FC PORTAが新たにランクに入ってきています。これは最新年の2024年分の人数と同じですので、4年分の合計ランキングにもかかわらず1年分だけでランクインするという驚異的な状況だと思います。また、他にも最新年の2024年にランキングに入ってきているチームがありますので、FC PORTAを含め今後複数年で見た場合にも上位に入ってくるチームが出始めてきたという可能性があります。
リストアップ結果から考えられること
2023年分に続いて今年の2024年分についても神奈川県をサンプルとしてJ下部ジュニアユースに入りやすいチームをリストアップしてみました。「チーム成績レベル」についてはトップリーグ1部を対象としtたためより実態に近づいたと思います。また、「J下部ジュニアユース入団レベル」については2023年が3年間、2024年が4年間を対象と対象年数の違いが差異として出てきて、こちらもより実態に近い形になったと感じます。具体的には、「J下部ジュニアユース入団レベル」がレベルS、A+、Aについてはほぼ変わっていませんので、この2年間にわたりこのレベルにいるチームについては間違いなくJ下部ジュニアユースに入りやすいチームと言えると思います。一方、レベルB、B+については2023年が計18チームあったものが2024年は計11チームと対象年数が3年から4年と増えているにもかかわらず数が減っています。これは対象年数が増えたことにより「毎年入団」や「ほぼ毎年入団」という条件に対するハードルが上がったためだと考えられます。(対象年が3年であれば3年全ての入団で「毎年入団」、2年以上の入団で「ほぼ毎年入団」となっていたところが、対象年が4年になると4年全ての入団でないと「毎年入団」となりませんし、3年以上でないと「ほぼ毎年入団」とならないためです。)この影響で、レベルC、Dのチームが増えることになりますが、これはレベルB、B+から下がってC、Dになる場合もあれば、対象年が3年間から4年間に増えたことでレベルDとして新規に表れるチームも出てくるためだと考えられます。(2023年がレベルC、Dで計94チーム、2024年がレベルC、Dで計130チームと30チーム以上増えています。)つまり、レベルB、B+もJ下部に入りやすいチームが残ったという可能性が高まっていると思います。ただし、今回2024年の算出も対象年数が4年間ですので本来の5年間には1年分足りないため、来年2025年分を算出した際に今回B、B+であったチームが一定数レベルC、Dに下がることが予想されますが、それでもレベルB、B+に残るようなチームが本来のB、B+であるということになろうかと思います。
次に「J下部ジュニアユース入団レベル」の人数割合を見てみたいと思います。まず、レベルA以上(S、A+、A)のチームですが前回の8チームから7チームと1チーム減っていますが、人数割合については2023年の29.2%から今回は25.9%と3%超減っています。また、J下部についてはチームは不変なわけですが人数割合については2023年が18%で、今回は17.1%とこちらも若干減っています。これらの合計は2023年は47.1%であったところから今回は43.0%と減っています。さらに、レベルB、B+を合わせた11チームで13.6%となり前回2023年の18.8%からこちらも減っています。J下部、S、A+、A、B+、B合わせると前回2023年が65.9%とほぼ2/3を占めていたものが、今回が56.6%と6割弱とかなり割合として下がってきています。チーム数についてもこれらレベルB以上のチーム数は前回2023年が計29チームであったものが今回は計21チームと大きく減っていることが影響していると考えられます。レベルC、Dについては前回2023年が計94チームであったところが、今回は130チームと大幅に増えています。これらレベルC、Dのチームの割合については、前回2023年が34.1%であったところが今回が43.4%と大幅に増えてきます。つまり、各レベルごとの差はあるのは間違いありませんが、J下部ジュニアユースに入団している人数の6割を占めるレベルが「J下部、S、A+、A、B+、B」のチームをJ下部ジュニアユースに入りやすいチームと言って良いかと思いますし、一方でレベルB以上のチーム以外から4割以上がJ下部ジュニアユースに入団していますので、チームによらず個人の実力・将来性次第でJ下部ジュニアユースに入団できるということも同時に言えると思います。ただし、注意が必要なこととしては全体のチーム数や人数という点も加味した方が良いと思います。レベルが「J下部、S、A+、A、B+、B」のチーム数は合計21チーム、レベルC、Dのチーム数は合計130チームとなりましたが、J下部ジュニアユースに入団者を輩出していないチームがさらに多くあるはずですので、レベルC、Dのチームはチームによらず個人の力でJ下部に入ったとすると、これらのチームも含めたすべてのチーム(除くレベルB以上の21チーム)というのが母数になりますので、より人数が多くなるということが言えます。(この点は、今後別の記事であらためてまとめてみたいと考えています。)
また、最新年の2024年だけの入団数Top10を見ると、ランクインしてきているチームが複数ありますし、FC PORTAについては対象年の合計入団数のTop10にも1年分の入団人数でランクインしてきていますので、チームレベルとしては今回は1年のみしか登場しておらずレベルDにしかならないものの、来年以降の結果次第では、ここで定義したチームレベルを一気に上げて来る可能性があります。
FC PORTAは2024年に11名がJ下部ジュニアユースとレギュラーでなくとも入団しているという一気に神奈川県トップのチームというレベルですし、FC TestigoやGEO-X FCもレギュラーの半数以上がJ下部ジュニアユースに入団しているということで、複数年の累計で見ていては出てこないようなチームがリストアップされてきたことは大変興味深いです。
一方で、J下部ジュニアチームの横浜Fマリノスプライマリー追浜は2024年の結果を見るとTop10圏外で、なんと2名しか横浜Fマリノスの追浜ジュニアユースへ入団しておらず、細かな事情は分からないもののほとんど昇格できていないという状況でJ下部であれば多くがジュニアユースへ昇格できるということではないということが分かります。ただ、川崎フロンターレについては14名がジュニアユース(生田、等々力の2チーム)へ昇格しており、ほぼ全員、下手したら本当に全員が昇格しているのでは?というチームもあり、J下部といえどチームによってだいぶ差があるということが見えてきました。
いずれにしても、2023年と2024年を見て大枠として傾向が見えてきたと考えています。
まとめ
・J下部ジュニアチームを含むレベルB以上のチーム(21チーム)はJ下部ジュニアユースに入る人数が多い(全体の約6割弱の人数)(強い個が集まりやすく強い個に育ちやすい+J下部から見られる機会が多い環境)
・それ以外のチーム(レベルC、Dのチーム(130チーム)+その他のチーム)でも個の実力や将来性が認められればJ下部ジュニアユースに入れる(全体の約4割強の人数)(チームによらず強い個になることができる)
・J下部ジュニアチームでもほぼ昇格できるチームもあれば、ほぼ昇格できないチームもあり様々。また、レベルC、D以下のチームでも2024年単年で見るとJ下部やレベルS、A+、A、B+、Bよりも多くの人数がJ下部に入団しているチームも出てきている