プロへの道

J下部に入るにはどの程度の足の速さが必要か?

プロサッカー選手になるためにJ下部を目指す、特に中学生になるときにJ下部ジュニアユースに入ることが一番の近道だと考えているわけですが、そのために必要な足の速さについて私の意見をまとめてみたいと思います。

J下部を目指す上で一番重要なポイントが足の速さ

まず最初に書きておきたいこととしては、

ポイント


足が速くないとJリーグ下部組織(J下部)に入るのはかなり難しい

ということです。(と考えているということです。)

 

これまで息子がJ下部のセレクションを受けてきた中で、このことは私は確信を持っています。これまで息子が受けたセレクションのまとめ記事は下記となりますので宜しければ参照ください。

J下部ジュニアアカデミーのセレクションを受けてみての感想

息子が所属チームを決めた当時ですが、おそらくは多くの子供たちと同じようにJ下部のジュニアチームを第1希望としており、所属チームを探す過程で実際にいくつかのJ下部のセレクションを受けましたし、チームに所 ...

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J下部のセレクションでは、必ずと言って良いほど走力を測定します。距離や測定方法はクラブによりさまざまですが、いずれにしても足の速さを見られます。

私の印象では、もはや走力を測定するセレクション回(回とは1次、2次、3次等のことを指します)では足の速さしか見ていないのでは?と思えるほど、選考に占める比重が高い印象です。これまで走力を測定するセレクション回は息子は必ず通っており、一方で走力を測定しない、つまり、サッカーのプレーを中心に見られるセレクション回では結果はあまり良くありませんでしたので、このような印象を持つに至りました。(つまり足は速いがサッカーは上手くない・・・汗)

事実、FC東京アドバンスクラスに通っている同じ会場の子たちは全員速いです。(他の会場の子たちは見たことがないので分かりませんがかなりの確率で全員速いということが容易に想像できます。)もちろん足が速くても合格しない子もいますので、足の速さが全てというわけではありませんが、少なくとも足が速くないと土台に乗らないというのは間違いないと思っています。

 

どの程度の足の速さが必要か?

J下部のセレクションを通るには足が速くないと厳しいという話をしましたが、

 

では、どの程度の足の速さが必要なのでしょうか?

(明確には分かりませんが、息子の感覚的な話を聞く限りでは)学校でリレー選手に選ばれるレベル(学年で3,4位以内)

という印象のようです。

あくまで息子の個人的な感覚の話ではありますが、これは私も大体合っていると感じました。FC東京アドバンスクラスでの活動を見ていても、スペースがない中だと分かりにくいのですが、スペースがある中でのプレーを見ていると、人やボールを追う際の体感的な速さは、まさに学校の運動会でリレーを見ているような感覚になりますので、分かりやすい言葉で書くのであればこのようになるかと思います。

リレー選手の中でも速い遅いというのが出てくるわけですが、リレー選手の中でずば抜けて速いというような子たちがおそらくはサッカーで足の速さを武器にするということになり、それ以外の子たちは一般的には足が速いということにはなるもののサッカー選手の中では普通というようなレベルになるのだと思いますが、最低限このレベルの足の速さが欲しいというのがJ下部の考えだと勝手に推測しています。

ですので、

ポイント

(圧倒的に他者よりも速いというスピードが必要なわけではなく)

J下部に入るための一つの目安がリレー選手レベルの足の速さ以上かどうか

J下部に入るために最低でもリレー選手を目指す

 

ということが必要だと思っています。

その上で、このレベルのスピード感の中でサッカーが出来るかということだと思います。

もちろん足元の技術(止める蹴る、ドリブル、キック)、視野の広さ、駆け引き、判断、体の強さ、闘争心、考える力、コミュニケーションなどサッカーに必要な要素は多岐にわたるため、足の速さ以外の要素で足の速さ(遅さ)を補うことが出来ないと言いたいわけではありません。

セレクション経由ではなく、スカウト経由で練習参加を経てJ下部に入るような場合については、必ずしも走力を測定されるわけではないと思いますが、周りがスピードのある中で自分はどの程度のスピードで、その中でどの程度自分のプレーが発揮できるかという点は見られていると思いますし、逆に足が速くなかったとしても周りがスピードがある環境の中で問題なく通用するのであれば、それはそれで問題ないという考え方もあるわけです。ただ、セレクションの場合には走力がないと、肝心のサッカーを見てもらえるところまで残れるかどうかという懸念はあります。

 

足を速くすることは出来るのか?

J下部に入るために最低でもリレー選手になるくらいの足の速さを目指すべきと書きましたが、

 

では、リレー選手になるレベルまで足を速くすることが出来るのか?

正しくしっかり練習をすれば出来る

と考えています。

ただし、サッカー中心の環境にいるだけではなかなか難しいと思います。なぜなら、足を速くするような練習・取り組みを十分にできないと思うからです。そもそも、足を速くすることは出来ないとか、どうしたら足が速くなるのか?について知らないということが多いと思っているためです。

ポイント


サッカーの練習はするのに走る練習はしないということの不自然さに気づくことがスタートで、走る練習もしっかり行う必要がある

なぜ陸上の短距離選手があんなに速いのか?もともと足が速いから、というだけで話を止めるのではなく、元々足の速かった人がかなりの努力をした先に100m10秒というようなタイムで走れるようになるわけです。サッカーの練習をどれだけやっているかを考えれば、陸上選手が同じようにたくさんの練習をしているからこその速さであるということも腑に落ちると思います。ですので、陸上選手を目指すわけではないものの、サッカーで足の速さを活かせるように、また、足の速さ(遅さ)が大きなマイナスにならないように、走る練習をしっかりするべきという考えが重要だと思います。そもそもですが、サッカーの試合中に自分自身がボールを持っていない時間(オフザボール)が圧倒的に多いわけですし、オフザボールの質を上げるためにも走る能力を向上させる努力をするというのはもっともなことだと思います。

ここで息子のことについて書こうと思います。息子は元々足が速かったためやや特殊なケースになるのですが、少しでも参考になればと思います。

参考

息子の場合、小1の最初から足が速くリレー選手に選ばれておりました。しかも学年で圧倒的に1番速かったです。幼少期に特に何かをしていたということはありませんが、親子で一緒に外ではたくさん遊んでいました。サッカーについても当時はチームに入るということを考えていませんでしたが、息子はサッカーが好きでしたので公園でよく一緒にボールを蹴ってはいました。それから1年が経ち小2になった息子は相変わらず学年で1番速かったのですが、小1の時と比べると圧倒的に速いというレベルではなく何とか一番速いというレベルでした。つまり、「元々足が速かった」「ただし、圧倒的に才能があったわけではない」ということだと思うのですが、小2の途中からサッカーのセレクションを受けるようになり、また、学年で一番足が速いということをキープするために、走りを勉強し少しずつ練習することにしました。その結果、小3では学年で2番の子との差は広がり僅差ではなく学年で1番速いというレベルになり、小4ではさらにその差が広がり小1の頃のように圧倒的に1番速いというレベルになりました。その間で学年で2番手以下の子たちの顔触れは毎年少しずつ変わり、小1の頃にリレー選手に選ばれていない子が2番手になったり、リレー選手になったり、その逆で2番だった子が小4ではリレー選手に選ばれないというような順位の変動も多々ありましたが、息子だけは変わらず1位をキープしています。このことから、低学年の子どもたちの毎年の成長や運動習慣、トレーニング等による影響で足の速さもかなり変わっていくものだと実感しましたし、息子の所属しているチームやFC東京アドバンスクラスでの活動を見ている中でも、現時点では同学年の中ではやはり頭一つ抜けて足が速いという状況ですので、これも走る練習の影響・効果だと感じています。元々足の速さがあったものの、練習により足の速さをさらに伸ばすことが出来るということだと強く感じました。むしろ、息子は元々足が速かったので走る練習をしたことによる伸びは、元々そこまで速くない子が走る練習をしたことによる伸びに比べると、おそらくは大きくないと思いますので、元々足が速くない子がリレー選手になるレベルに足が速くなるというのは間違いなく可能だと感じています。ただし、走りというものを勉強するにつれ、息子は元から速い走りをしていたということが分かるようになり、変な癖がついていない状態でさらに練習により積み重ねが出来ていることが結果的に現時点で学校で圧倒的に1番足が速いということになっているのだと思いました。つまり、足が速くない場合には変な癖がついている可能性が高いと思いますので、そこを修正するというところから始める必要があるというとろこがなかなか大変だとは思いますが、少なくともリレー選手になるレベルに足を速くすることは可能だと感じます。(実際に学校のリレーを見ても、逆によくこの走り方でこんなに速いなと思う子がほとんどで、しっかりと練習したら息子よりも速くなるのでは?とさえ思うくらいです。)

いずれにしても、正しくしっかり練習すればという条件でリレー選手になるレベルに足を速くすることは可能だと考えています。ですので、自分は足が速くないという場合にはサッカーの練習と同じくらい時間をかけて走る練習しても良いと思うくらいです。

一方、既にリレー選手以上の足の速さがあるという場合には、学年で1,2を争う速さを目指し、サッカー選手として足の速さを武器にするレベルを目指して走る練習をしていくと良いと思います。この場合、足が速くない選手より走る練習に費やす時間は少なくて良いと思います。(実際に現在の息子は足の速さを上げるよりそもそもサッカーのレベルを上げる必要があるため、サッカー自体の自主練の方が多く、走る練習の量はそれほど多くはありませんが、それでも少しは走る練習をしています。)

走る練習とは具体的にどのようなことをすべきかというのは、その人の現在のレベルによって練習メニューは大きく変わると思います。サッカーでも未就学児と小学校低学年、高学年、中学生とでは行う練習が違うわけですし、走りにおいても身体機能の発達や技術レベルに応じて実施すべき練習メニューは異なりますが、いずれにしても、サッカー同様に走りについてもしっかりと技術的な練習が必要なわけです。息子が行っている走る練習については、機会があれば別途ご紹介したいと思います。

 

この記事が参考になりましたら大変嬉しく思います。

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