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川崎フロンターレエリートクリニックを受けてみた感想とまとめ

息子がフロンターレのエリートクリニックを受けましたので、簡単ですが感想を含め調べた情報を整理して書きたいと思います。

エリートクリニックとは?

以前も投稿しているのですが、Webサイトより再度引用します

川崎フロンターレではレベルアップを目指す小学1・2年生を対象にエリートクリニックを開催いたします。「試合でチームを勝たせられる選手になりたい!」「上の学年の試合で活躍したい!」そんなレベルアップを目指す選手を募集します!! 高め合える環境の中でレベルアップを目指そう!!

また、このクリニックで高い評価を得られた選手には、練習生としてエリートクラスへチャレンジしていただける可能性もございます。
皆様からのたくさんのご応募お待ちしております!

となっており、フロンターレのスクールの一種ではあるものの、エリートクラスへの登竜門という位置付けであることが分かります。つまり、単にフロンターレのスクールを受けてレベルアップをしたいというだけではなく、フロンターレのエリートクラスに入りたいという子どもたちが受けるというのが実情だと思います。なお、2022年度については、

  • 小学1年生、2年生が対象
  • 第1クールから第4クールまでの年4回が開催される。1クールで2ヶ月計6回(1回あたり60分)
  • 会場は富士通スタジアム川崎
  • 1クールあたり24名が定員。定員を超える申し込みがあった場合には抽選で参加可否が決まる
  • 費用は19,000円(税込・保険代含む)

 

では、エリートクラスとは?

ではエリートクラスとは?ということになるかと思いますので、こちらもWebサイトより抜粋して引用させて頂きますと、

川崎フロンターレでは、現在アカデミー組織としてジュニア年代のU-12・10のカテゴリーを保有しており、川崎地域を中心に優秀な選手をお預かりし、日々地域の皆様のご協力をいただきながら、将来フロンターレのTOPチームで活躍することができる選手の育成に努めております。

現在、このU-12・10のカテゴリーにおいては、各学年で加入していただける人数が限られており、可能性を持った選手すべてを受け入れることができない状況となっております。
このような状況を改善すべく、2013年度より川崎フロンターレ「エリートクラス」を設立し、川崎フロンターレU-15での合流を目指し、地域の皆様方と共に選手育成を行っております。

ということで、いわゆる「Jリーグ下部組織に向けたスペシャルクラス」というものになりまして、ジュニアの小学生年代では自分たちのチームで活動をし、ジュニアユースからJリーグ下部組織で活動するための子どもたちが集まるスクールと言いますか、アカデミーと言いますか、そのような位置付けのものが川崎フロンターレではエリートクラスというものとなります。つまり、プロのサッカー選手を目指す子どもたちは中学生年代でJリーグ下部組織を第一希望として目指すことがほとんどなわけですので、プロのサッカー選手を目指す子どもたち、かつ、フロンターレ側としてもこのまま成長してくれたらジュニアユースに入って欲しいと現時点で思える子たちが集まるクラスということになります。

エリートクラスに入るためには、下記のすべてを満たす必要があります。

  • 現所属チーム代表者の了承を得ていること
  • 川崎フロンターレU-15への加入を第一希望とすること
  • セレクション合格もしくはスカウトされるかのどちらか(フロンターレ側に優秀と認められること)

また、2022年の活動概要は下記のようになっています。

  • 場所は中原グランド (FRONTIERS Field)
  • 原則毎週木曜日(年間40回)+フロンターレU12/U10のと練習試合や夏休みに他チームとの試合も予定
  • 時間は1回2時間(U -12\U -11\U-10でそれぞれ開始・終了時間が異なる)
  • 会費は3,056円(税込)/月 入会金なし。保険代含む。ウェア一式購入およびフロンターレ後援会への入会要。

しかし、これ金額安すぎませんか・・・?汗

 

エリートクリニックでの内容や狙い

全6回中4回しか参加出来ませんでしたが、その範囲でまとめると、

  • リフティング
  • ドリブル
  • 1対1
  • ゲーム

ドリブルや1対1にはいくつかのバリエーションはあるものの基本的にはこのような構成の練習メニューでした。

エリートクリニックのメニューもエリートクラスも似たようなメニューなのだとは思うのですが(コーチからもそのような発言があったように遠くから聞こえていたため)、1回あたりの時間も違いますし、そもそも自分の目で見てはいないのでなんとも言えないのですが、エリートクリニックを通じて一つ分かったこととしては、

フロンターレのエリートクラスは自分でボールを運べる選手を重要視している

ということです。極論、自陣のゴール前から一人で相手のゴールまで運んでくれるような選手が理想だということになります。もちろん、自分で相手を抜いていければ一番良いでしょうけども、それは現実的ではないわけで、たとえ相手を抜けないとしても引きつけてパスを出すとか、ボールを失わずに保持して次の攻撃をやり直せるとか、あえてスピードを落として味方の攻撃の態勢が整うまでの時間やスペースを作るとか、そのようなものも含めボールを運べる選手を探している感じでした。そのために、リフティングでは利き足の色々なところでコントロールできることを求めていましたし、ドリブルはスピードを落とさずに曲がれるかどうかという点を重視していましたし、1対1は1対1と言うよりもむしろ1対1をせずにスペースへ早く持ち出し前に進むと言うような点に重きを置いていました。もちろん、ゲームではどれだけボールを前に運べるかと言う点にフォーカスして見ているようでした。この観点で求めるレベルを超えているのであればエリートクラスに入れると言うことなのだと思います。実際に、エリートクリニックに集まった子供たちはそれはそれはレベルが高い子達ばかりでした。

そもそも、このエリートクリニックの狙いですが、要はプロになりたい子供たちと良い選手が欲しいフロンターレ側とのマッチングの場ということになります。練習参加型のセレクションに近い形だと思います。選手からすればエリートクラスに入ることがフロンターレのジュニアユースに入るための1番の近道であることになるわけで、フロンターレ側からすればスカウトやセレクションでも漏れている有望な選手を逃すことがないように見られるわけです。有望な選手は自分たちで囲っておきたいわけです。もちろん、建前上は育成をするためということでしょうけども、何せこの安価ですから、他のJリーグ下部組織に取られてしまって困るということが明確に伝わるわけですね笑

 

息子はエリートクラスへは声がかからず・・・でも参加して良かったです

さて、息子についてですが、エリートクリニックを通じてレベルや意識の高い子たちと一緒にやることで刺激にはなったようですが、正直この中でおそらくは1、2名がエリートクラスへの切符を手にすると仮定すると、とてもとてもそのレベルではありませんでした。あくまでもこの中で平均的なレベルでしかない、というのが私の感触でしたので、とてもではないですがエリートクラスへは行けるはずもないという印象でした。その感覚はやはり当たっておりまして、結局声がかかることはありませんでした。つまり、

エリートクラスのセレクションに落ちたということになります・・・

が、単なる実力不足によるものですので特にショックもありません。逆にこれからレベルアップして、小学生年代のうちのどこかで1回セレクションを受けてリベンジしてみたいと気持ちを新たにしました。

エリートクリニックに参加してみて、大変良かったと思います。そもそも、小学1年、2年しか参加できませんから、この間に参加できたという経験としてプラスでしかなかったというのはありますが、なんと言ってもフロンターレが求めている選手像やレベルを肌で感じることができまして、今後どのようにレベルアップしていくかを考える際に大変役に立ちます。

 

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